2013-03-03 いつの頃からか知っていた 詩 木曜日だった スーパーマーケットに出かけた 棚に並ぶ小箱と瓶詰め 色鮮やかなパッケージたち 目移りするけれど いつも買うものだけをカゴに入れよう 他のものに手を触れるのはやめておこう (それは誰かの でもどこにも存在しない〈死〉を連想させる) いつもと同じものを同じだけ いまはそれでよい 倉庫のような店内に小川がさらさらと流れている理由を わたしはいつの頃からか知っていた 詩作メモ 旧ブログ(2014年8月以前)の詩。 ご案内 詩 目次に戻る 関連の詩 死の国 [彼岸]