鞠二月二日堂

詩と芸術のブログ

悲しいことがあったので

詩作メモ

 旅行、飛行機、映画館、この三つのモチーフは、村上春樹羊をめぐる冒険』第7章「映画館で移動が完成される。いるかホテルへ」に出てくる。「僕」と耳のモデルの女の子は東京から飛行機に乗って千歳空港まで飛び、札幌の閑散とした映画館で「犯罪もの」と「オカルトもの」の映画を観る。

 「わたし」は映画館で旅行のプランを思い描く。飛行機にはまだ乗っていないし、なぜか映画も上映されない。物事にはそれぞれ適切な順序があるという。手順を間違えたのだろうか? 「わたし」の旅行は、いつはじまるのだろう……

ご案内

 

鞠二月二日堂