楽しいことが好きだった
楽しいことが好きだった いつの頃からか楽しくなくなった
夜明け前に目覚めた 窓辺の植物がいつもとは違って見えた
ここに来てから自分であって自分ではないような感覚がある
部屋の主は長期の不在 わたしはそのひとの身代わりなんだ
明るくなったら植物の世話をしよう それから散歩に出よう
海沿いの道をゆこう 日常からは隠された大切な場所がある
いつか夢で見た松林のなかの古書店に巡り会えるだろうか?
波の音に包まれて本を選ぶ 遠くから響いてくるものがある
詩作メモ
しばらくぶりに以前のスタイルで詩をつくってみた。なにやらしめっぽい雰囲気の詩に仕上がった…… (松林のなかの古書店は実際に夢に見た光景です)
日常がすべてでは人生はつまらない。詩的な言葉は、日常からは隠された大切な場所にわたしたちを案内してくれる(と思う)。
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