鞠二月二日堂

詩と芸術のブログ

つよく見つめるとたちまち崩れてしまう

詩作メモ

 平穏な日々の暮らしのなかから、ふと見えてきたのは海辺と旅と黒煙の情景だった。それはいつまでも、わたしのこころに残りつづけた。きれぎれのイメージを表に開くことなく、そのまま言葉を積みかさねていった。「つよく見つめるとたちまち崩れてしまう」のだから、これでよかったと思っている。

 この詩は寺神戸亮のヴァイオリンでバッハ『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』を聴きながら仕上げた。

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